体を温める食物(陽性食品)と冷やす食物(陰性食品)

生姜

食品の陰陽の性質は、それを食べることによって人間の体に影響します。そこで、陽性の食品、陰性の食品とは具体的にどんなものなのかを見ていきましょう。

この陰陽の食品の摂り方によって、自分や子どもの体の状態を、少しずつでもいい方向に持っていくことができるのです。

では,
(1)体を温める陽性食品
体を温める食物は、ひと言でいうと北国の人が好んで食べている食物と考えてよいでしょう。寒い地域では、本能的に体を冷やす食物は避け、体を温める食物を摂ってきました。もちろん、そうしなければ、その地域で暮らす人々が、これまで健康に生き抜くことは不可能であったからです。

陰陽の大原則で述べたとおり、陽性食品の色も、赤、橙、黄などの暖色と黒色です。ーた、水分がない物件士品です。そして、何といっても、いちばん体を温める塩です。現在のように、暖房が十分に発達していなかった東北地方で、塩分の濃い食物を伝統的に食べてきたのは、冷えからくる風邪、肺炎、結核、胃腸病、痛み、うつ状態…などの陰性病から逃れるための「生活の知恵」であったと考えてよいでしょう。

陽性食品を列挙してみると次のようになります。

塩気の多い食物
塩、味噌、醤油、メンタイコ、チリメンジャコなど。の根菜類ゴボウ、ニンジン、レンコン、ネギ、玉ネギ、ヤマイモ、生姜など。地面の下からとれるものの多くは陽性食品です。

の動物性食品牛乳以外の動物性食品。肉(とくに赤身)、卵、チーズ、魚、白身の魚肉より血合肉のほうがより適しています)、魚介(エビ、カニ、イカ、タコ、貝)など。魚より魚介類のほうが「硬い」ので、より陽性が強いと考えられています。
赤、黄などの暖色や黒色の食物紅茶、小豆・黒豆・納豆、海藻、黒ゴマなど。の水分が少ない、または、熱かんのアルコール類日本酒、ワイン(とくに赤ワイン)、紹興酒、梅酒、しょうちゅうやウイスキーのお湯。
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(2)体を冷やす陰性食品「陰性」の属性のところで述べたように、青、白、緑など「冷色」をした食物、水分の多い食物、それに、南方産の食物は陰性です。

南方に住む人は、暑くてたまらないのですから、南方で産する食物は、体を冷やしてくれる性質がある、と考えてよいでしょう。

水分の多い食物
水、酢、牛乳、ビール、ウイスキー、コーラ、ジュース。

の葉菜類レタス、サラダ菜など。根菜と逆に、主に地上にできる野菜です。

のかいの輪柔らかいということは、水分や、油分を多く含んでいるということです。パン、バターマヨネーズ、クリームなどがこれに当たります。

の南方(熱帯地方)産の食品バナナ、パイナップル、メロン、ミカン、レモン、マンゴー、キウイ、そしてカレー、香辛料、コーヒー、緑茶など。コーヒーは、熱帯のエチオピアの原産なので、いくら熱くしても、体を冷やす性質を持っています。緑茶も、インドの原産なので、基本的には体を冷やします。よって、寒い英国では、この緑茶を一回加工(発酵)して、陽性食品に変化した紅茶(赤は陽性の色。緑は陰性の色)が用いられています。

の白い食品~薬白砂糖、白パン、うどん、化学調味料、薬品(着色する前は、ほとんどが白色)。化学的な薬は、高血圧など陽性体質に用いるとよく効きますが、陰性体質の人が服用すると、体がさらに冷えるため、下痢、嘔吐、じんま疹など、体内から水分を排泄して、体を温めようとするメカニズムが働きやすくなります。